俵屋の石鹸
「俵屋の石鹸」
京都にある取引先から嬉しいものを戴いた。
京都の老舗旅館「俵屋」で使われているあの著明な石鹸である。
200種類の香りが調合されているという石鹸だが、使ってみた印象は
決してまぜこぜではなく一つ筋を通した香り。
黄金の四角のパッケージは金沢・中田屋のきんつばを連想させ
生唾がゴ・ク・リ、、、
しかし正真正銘の石鹸である。喰ってはいけない。
村松友視の「俵屋の不思議」(幻冬舎文庫、単行本は世界文化社)にも
花王が採算度外視で作ったようなことが書いてあり、
石鹸の裏にも月のマークが確かに有るが
製造は創業明治41年の墨田区にある松山油脂株式会社。
俵屋を支える多くの職人同様、この石鹸にも仕事人の裏方がいるということだ。
残念ながら「俵屋旅館」には宿泊経験がない小生だが、
この石鹸を使っていると俵屋旅館に泊まってみたいという憧憬の念も
一段と高まってくる。
石鹸だけでもそのもてなしの「こころ」を感ぜずにはいられない。
素晴らしく、嬉しくなる石鹸との出逢いと、その機会を与えてくれた
取引先にも感謝したい。
写真の石鹸を載せてる皿は中垣連次秀峰窯の織部皿
これも大のお気に入り。
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コメント
山ちゃん、こんばんは。こちらに初めてお邪魔します。
俵屋さんの石鹸、わたくしまでお相伴に預かりありがとうございます!
まだもったいなくて匂いを嗅いでいるだけです。(食べてませんよ。)
お香のような香りがしますね。衣装ダンスに入れておくのもいいかもしれません。
織部焼に載せるとますます美味しそうではありませんか。
投稿: sugar | 2006.07.29 22:15