地図の宝島「武揚堂」
創業明治30年、今年112周年記念を迎えた日本橋にある
地図の老舗である。
この界隈の近くに勤務していた頃、よく通ったお気に入りだが
本当に久しぶりに2万5千分の1の地形図を求め訪れた。
昨年新装したという店舗は一段と、探し物を発見するために
機能とレイアウトが整備されている。
もちろん応対も、満足度が高い。
購入したのは国土地理院発行の秋田「須賀倉山」だが
この地形図にまつわる逸話、
宮沢賢治の作品に出てくる「なめとこ山」を、
賢治の生誕100周年である1996年に国土地理院が
位置が特定されたとし、地形図に「ナメトコ山」を記した話も
さっそく飛び出し、そのプロフェッショナルとしての仕事に感銘した。
最新の地図はもとより古地図や300円圴一の旧版地形図、
地図にまつわる関連製品など地図ファンには
たまらない世界が展開されている。
地図を眺めているとわくわくする、そんな心を満たしてくれる
久々の「武揚堂」さんでした。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 紺野機業場(庄野潤三)(2022.11.08)
- アイヌのことを考えながら北海道を歩いてみた(2022.09.12)
- ようこそ森へ(2022.07.29)
- 「諏訪の神」封印された縄文の血祭り(2022.03.31)
- 「諏訪の神さまが気になるの 」(2022.03.28)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント