夏の西明寺
2007年の7月に金剛輪寺を参詣して以来
3年ごしで湖東三山をまわることができた。
今年は3月の百済寺(ひゃくさいじ)に続いての参拝。
本来は紅葉の時期がいいのだろうが、
おかげで夏の古刹の朝の訪問客はまばらで、
その分ゆったりのんびりと境内を散策できた。
名勝庭園で涼んだあと国宝の本堂へ。
鎌倉時代初期に建立され釘は全く使われていないとか。
御本尊である薬師瑠璃光如来立像は秘仏で拝めないが
(御開帳は住職一代一回限という。
ただし2006年には湖東三山の各寺で、天台宗開宗1200年を記念し
秘仏本尊の一斉開帳が行われた)
須弥壇の上の日光、月光菩薩の脇待侍や
十二神将(それぞれの干支を頭に載せている)、四天王もなかなかいい。
そのうち寺のおじさんがいろいろ解説してくれ
寅年の今年、特別開帳されている御前立秘仏の虎薬師などを
案内していただいた。この虎薬師と同じように
本尊裏手にある"三尊阿弥陀如来"には驚いた。
寺のおじさんがライトをの如来様のお顔にあてると
別の表情の如来様が現れる。能面と同じ効果を狙った作りに
ただただ感嘆するばかり。寺伝によると安阿弥(快慶)の作とか。
本堂をあとに同じ国宝の三重塔(こちらも飛騨の匠が
釘を1本も使用しないで建てたとか)、二天門と参道を下る。
表参道両側の石垣は、穴太積の初期の石垣が保存されおりこちらも必見。
二天門の持国夫、増長天
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