純米うさぎカップ(諏訪泉)
初めてこのお酒に出会ったとき(神田須田町の加島屋酒店さん)
諏訪湖のお酒かと思いましたが、あにはからんや
鳥取県は智頭町で、創業安政6年(1859年)の諏訪酒造さんでした。
智頭町は参勤交代で鳥取藩主が最初に泊まる宿場町として栄えた町で
諏訪酒造さんも元は旅館「梶屋」を営んでいたそうで
鳥取県下では最も古い蔵のひとつでもあるそうです。
智頭といえば以前「全国百線 鉄道の旅」というテレビ番組で
智頭急行智頭線の「スーパーはくと」がとりあげられており
いつかはこの特急列車に乗り京都から佐用、智頭、そして倉吉へと
旅へ恋い焦がれている地でもあります。
「スーパーはくと」の「はくと」は言うまでもなく「白兎」であり
「うさぎカップ」も「因幡の白兎」をモチーフにしております。
さて諏訪泉に戻りますが、冒頭の疑問「なぜ諏訪が智頭か」の答えは
蔵の裏手にある諏訪神社より命名されたとか。
またこちらの諏訪神社でも本家の御柱同様のお祭りが開かれていますね。
尚、諏訪泉の水は鳥取砂丘へ砂を運んだ千代川(せんだいがわ)の伏流水。
この軟水と鳥取県産酒米の玉栄などから醸し出される純米酒は山吹色です。
この自然な色合いがカップ酒の黄色いお月さんにもよく合います。
もちろん酒の旨さは一発でお気に入りの大満足、めっけもんでした。
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