やまたのおろち(特別純米酒「李白」辛口・生)
李白といえば学校で習ったことより
酒を愛する詩人として大人になってから興味がわいた唐の詩人。
その李白を会社の名前にする蔵元が松江にある(李白酒造有限会社)。
松江に赴任中の息子に指名買いし、やってきたのは「やまたのおろち」
スサノオノミコトが八つの頭を持つ大蛇に強い酒を飲ませて
退治する出雲神話に因んだ純米酒だが、いかにも出雲らしい。
同社のホームページによれば
大正から昭和にかけて二度も内閣総理大臣を経験した
松江出身の、若槻礼次郎氏によって命名されたとか。
その若槻礼次郎氏もは、“詩を愛し酒を愛し”とりわけ松江のお酒、
李白を愛されたという。
ロンドン軍縮会議に首席全権として臨んだときも、
李白の菰樽をたずさえて朝夕愛飲したというから李白も顔負けといえる。
ラベルの李白の字は若槻礼次郎氏の揮毫(きごう)を写したものとある。
写真のてっさは津山在住の白山室堂で働いていた時の先輩が
山口から贈ってくれた逸品。
原料米 五百万石 精米歩合 58%
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