九谷焼酒カップ・霊峰白山

「白山ロス」さしずめそんなところであろうか?
二十歳を挟んで加賀白山は室堂でいくつかの夏を過ごしたことがある。
長期の山小屋生活から下山したしばらくは
まさにそんな虚脱感のような青春の残照があったことを今でもはっきり憶えている。
それから40年近くたって、ここ数年、
白山室堂で若き日を過ごした仲間たちが毎年7月の連休に白峰に集っている。
その準備から当日までの1年はあっという間に過ぎ、
あの青春時代と同じような「白山ロス」状態がまだ続いている。
そんな感傷に寄り添うようなお酒を
先日の同窓会で先輩からいただいた。
5月の茶碗まつりで先輩が調達していてくれたカップ酒で
九谷焼に描かれた山はもちろん霊峰白山。
ちょうど今の時期は室堂も一番の賑わいを見せる頃で
大勢の若者たちが40年前と同じように頑張っていることであろう。

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