一体の絵馬を巡る考察・3
なかなか自力では読み解けなかった絵馬の言葉
同行したMさんの人脈が威力を発揮しました。
”余り自信はありませんが、次のように読みました。
最後の行の「計」の字は、つくりの上に点があるように見えて気になるのですが、
「計」と読みました。()は読み下しです。”
相馬の(そうまの)
佐とハ(さとは)
賑ひ尓(にぎわいに)
計り(けり)
さすが専門家です。なかなかここまではたどり着けません。
感嘆そして脱帽です。
また”いただいた画像を拡大すると、
額には題名のほかに何行か文字の跡が見えるようです。
機織の絵が珍しく興味を引かれたと存じますが、隠れている文字が判明すると、
より分かると思います。”とのこと。
確かによくよく見ると絵馬の右半分が消えています。
なにやら文字の痕跡が読み取れます。
一番右側は「右」と書いてあります。
この前文が解明されれば朝見親子?の相馬訪問の目的が
はっきりすることでしょう?
赤外線か何かの現代の技術を使えば読み込めると思いますが
さすがにそこまでは叶いませんので、とりあえず
素晴らしい句が判明しただけでも良しとしましょう!
大正14年(1925年)の相馬の里賑わいが目に浮かぶようです。
「里(郷)は」を「佐とハ」と記していることも
消えている前文となにか繋がりがあるかもしれません。
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