農口尚彦研究所(3)
縁(えにし)を感じる酒蔵「農口尚彦研究所」ですが
これも縁でしょうか、ありがたいことに農口尚彦杜氏本人とも
少しお話をさせていただける幸運に恵まれました。
今、目をつぶって農口杜氏と手を取り合った感触を思い出しています。
いつも酒造りの米と触れ合っているその両手の感触は
まるで農口杜氏の醸す銘酒を唇に運んだときのようです。
やわらかく、そして強く、繊細でもあり、温かみ
包み込む優しさ、温度とは違う温もりがありました。
酒蔵からの帰り際、再び農口杜氏と出会いました。
これからどちらへ?との言葉に
白峰に立ち寄り東京へと返すと
鳥越へ抜ける近道を詳細に教えていただきました。
酒造りという絞り込んで行く探究心、探求眼だけでなく
その場所を俯瞰、外も捉えている杜氏に
その真髄を見たような気がします。
鳥後への道は石川県の県道167号
(小松市布橋町→白山市出合町)です。
走りながら思い出しました。
ここも中学生の頃自転車で越えた峠道です。
ショウズンバの水(光谷生水)は
この記念碑のすぐ手前(小松側)にありました。
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