「村上海賊の娘」が面白い
今年最初の城廻りの旅は愛媛と広島の
河後森城、三原城、能島城、新高山城をを訪ねてきました。
いずれも面白い旅を演出してくれた城ですが
旅の前にどういった城巡りができるのか最も見通せなかったのが
今治の能島城址。なにせ島なのでせいぜい大島の
村上水軍博物館どまりかとも思っていましたが
想定以上の思い出の城旅を味わえました。
まずは村上水軍博物館が面白く
加えて能島城址をまじかに見る「潮流体験クルーズ」を味わい
いかにこの城が難所の潮流を活かした要害の地であったのかを
体験することが出来ました。
そして旅から帰り師匠の勧める表題の
「村上海賊の娘」(和田竜、新潮社、2013年)を耽読。
下巻は特に潮流に乗るがごとく一気に読み終えました。
(能島城のほか、この作品に登場する小早川高景の
三原城、新高山城を訪れれたことも嬉しい限りでした)
映画になってほしい作品です。
当ブログ(2017年1月)
大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)の「かんやどり」 でも紹介した
「乎知命(おちのみこと)御手植えの楠」
祭神である大山積大神を大三島に勧請したとされる乎知命が、
二千年以上前に植えたとの伝承を持つ大木、、、ですが
「村上海賊の娘」ではこの下で村上武吉が必勝祈願の連歌の興行を
催したことが描かれています。
鶴姫ロードの鶴姫像
鶴姫伝説も「村上海賊の娘」で紹介されていました。
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