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2021.01.26

つながり つながる 宮本常一 鬼太鼓座

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二十歳の誕生日はとある山小屋で迎えましたが
一緒に働いていた山小屋仲間の先輩諸氏から
山でも下山後の世界でもたくさんの影響を頂きました。
その一つの音楽に「鬼太鼓座」があります。
不安定な今で言うフリーターから社会人となったのちも
鬼太鼓座や鼓童を愛聴していましたが
(腹に響く太鼓が好きなんです)
断片的な出会いや興味を抱いていたことが
今回また一つの旅をきっけかけにつながりました。
遠い昔に拾ったジグソーパズルの1つが今回出会った1つのパズルと
見事に符合したとでもいいましょうか。
なんと宮本常一と「鬼太鼓座」です。
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「宮本常一が見た日本」(佐野眞一、日本放送出版協会、2001年)の
「第十章 離島振興にかける」の中に
田耕(でんたがやす、鬼太鼓座創設者)と
宮本常一の出会いが紹介されていました。
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また宮本常一・著の「庶民の旅」(社会思想社・現代教養文庫、1970年)
には「もう一人、私の友に愉快な風来坊がいる」として
その交友が綴られているではありませんか。
特に夜の9時過ぎにふらりと田耕が宮本常一を訪ねてきた下りでは
「車の中で寝られるように畳も敷き、布団も積んである」とあり
思わず嬉しくなってしまいました。
今の時代にはクラウドファンディングという方法がありますが
田耕が宮本常一が紹介した人やそのまた繋がりなどを利用して
鬼太鼓座立ち上げの資金を集めていくアイデアにも
今なら間違いなく「いいね!」です。

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