戸定邸と松戸市戸定歴史館
あまりテレビ、とりわけバラエティ番組は殆ど見ませんが
たまたまスイッチを入れたときに渋沢栄一を扱った番組が放送されていました。
(6月22日、テレビ朝日、豪華合体3時間SP)
番組では表題の渋沢栄一ゆかりの場所が紹介されており、
松戸市戸定歴史館の斉藤洋一名誉館長も登場し解説を視聴しました。
ちょうど番組に先立つ6月21日付け東京新聞にも
「時代は・・・プリンス・トクガワ、徳川昭武「青天を衝け」に登場
慶喜の弟 渋沢栄一出世のキーマン、ゆかりの松戸市 沸き立つ」
と掲載されていました(新聞でも斉藤洋一松戸市戸定歴史館名誉館長)が
実は5月中旬に城廻りの師匠と、この戸定邸と松戸市戸定歴史館を訪問
しており、相次ぐマスコミへの登場にちょっとびっくりでした。
なお、大河ドラマの影響などで渋沢栄一への注目が高まっていますが
個人的にはその長男の篤二と孫の敬三にも注目したい処です。
とりわけ遊芸百般をこなし放蕩生活のあげく廃嫡となった趣味人・篤二の生き様や
渋沢敬三のパトロネージュ精神、文化や経済、社会に対する貢献などなど。
渋沢栄一自身も第一国立銀行発祥の地にちなんで常盤橋に立つのその銅像は
栄一が死ぬまで入り浸っていたという柳橋と新橋のきれいどころの
方をむいていたといった逸話があるなど、篤二を交えて渋沢家の陰の部分が
大河ドラマなどでは見られることはないと思いますが
陰があって陽も成り立っているということに目を向けたいと思います。
「宮本常一と渋沢敬三 旅する巨人」(文芸春秋社、1996年)は日本の近代史や
戦後の金融史を垣間見る本としても参考になります。
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